塗料といっても、時代の流れと共に改良が繰り返され、塗料の種類や機能は選ぶのに迷ってしまうくらい日に日に増えています。
例えば「シリコン塗料」一つとっても、バリエーションがたくさん存在し、耐久性も価格、適切な施工方法が変わってきます。
住まいの構造によっては適さないものもあるので、あなたの住まいにとって最適な塗料を選択した上で、塗料の持ち味をしっかり発揮できるように適切な工法で施工することが大切なのです。
塗料には大きく分けて溶剤系と水系があります。 溶剤系はいわゆるシンナーなどの有機溶剤でできているもので、水系は水で希釈等を行うタイプのものです。 また溶剤系には1液型と2液型があり、基本的には1液型よりも2液型の方が強い塗料です。 1液型とは一斗缶を開けてそのまま塗装する塗料で、2液型とは塗料の主材に硬化剤を現場で混ぜて使用するものです。 一般的には水系よりも溶剤系の方が強い塗料とされ、橋梁や鉄塔など、簡単に塗り替えができない物には溶剤系が使用されますが、昨今のECOへの配慮等を考えて、水系でも強い塗料が出てきました。 |
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施工方法には吹き付けとローラーの2種類があります。 吹き付けの方が、ローラーよりも仕上がりは綺麗です。 |
吹き付けよりも低コストなので、一般住宅やアパートマンションではこちらで施工することが最も多いです。 |
塗装にかかる費用というと、つい1回の塗装にいくらかかるのか、ここだけに目がいってしまいがちです。 この初期費用をイニシャルコストと言いますが、費用には生涯を通じて必要なランニングコストという考え方があり、私たちはイニシャルコストよりもランニングコストを重視して考えるべきだと思っています。 つまり初期投資が安くても塗り替え回数が多くなってしまうようであれば、結果的に総支払いコストは上がってしまいますし、仮設足場などお客様のものにならない費用がかさむことで、正直「もったいない」ことになってしまうからです。 ですので、できるだけ高耐久のフッ素や無機などの塗料で施工されることをおすすめします。 |
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